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image credit:facebook

 いろんな動物の赤ちゃんが誕生するこのシーズン。先月半ば、アメリカ・ニューヨーク州の病院では野生のマガモの行列が現れ、たくさんの人を和ませた。

 でもなんで建物の中?と思いきや、なんとこの病院、毎年中庭に同じマガモがやってきて卵を産むため、通路を通るカモのパレードが恒例になってるそうだ。

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今年も通りますよ!通路を歩くカモの一行

 5月16日、ニューヨーク州北部のロチェスター大学医学部トンプソンヘルス病院で、おなじみのカモの行列が目撃された。

スタッフの誘導で外を目指す一行。
誇らしげな母親を先頭に13匹のヒナが廊下を通る

 この日、ほほえましい行進があったのは敷地内の老人ホームの通路だ。

 春を告げる風物詩にぴったりなカモのパレード。そこに運よく遭遇した人々はみな笑顔になり、広い世界に向かうマガモたちをお見送りした。

常連の母カモの合図で行進スタート!

 このイベントは、もはや常連となっている母カモの合図で始まるという。

 ヒナが孵化すると、母親が中庭のガラスの扉をノックする。そこでスタッフが通路を開き、カモたちの旅を手助けする。


 ただし子だくさんなカモの場合、列からはぐれる迷子も発生しやすい。

 そこで病院では古い看板を持ったスタッフが列の左右を守り、迷子防止に気を配っている。

 今回も手馴れたスタッフがはりきって誘導し、その場のすべてのヒナ人々が、大胆なカモの行進に夢中になっていた。

行列は暖かい気候の兆し。人になじむ都会のマガモたち

 北米のマガモは、秋と春に数百km(場合によっては数千km)も移動する。そのため彼らの帰還や行列は、暖かい気候が続く良い兆しでもあるという。

 
 マガモの巣作りは人工的な建物の周辺、特に植物が茂っている場所で行われることが多い。

 とりわけ人口の多い地域に生息するカモはとても人なつっこかったり、人がいる環境によくなじむ傾向があるという。


 とはいえ中庭で巣を作って扉をノックし、子連れで廊下を通るカモなどそうそういない。

 しかも毎年となると、この母カモはよほどここを気に入ってるのだろう。安全な中庭と、彼女のしつけが行き届いたスタッフにも満足しているに違いない。

 今回旅立ったたくさんのヒナたちもまたここに帰ってくるかもしれないね。

References:mashable / facebookなど /written by D/ edited by parumo

全文をカラパイアで読む:
http://karapaia.com/archives/52275206.html
 

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(出典 news.nicovideo.jp)


(出典 livedoor.blogimg.jp)


病院の中だから不衛生さを感じる。
でも見ているとほっこりする。

<このニュースへのネットの反応>

毎年ってコトは、この中から生存できるのは1匹ぐらい・・・。


「母親が中庭のガラスの扉をノックする」の地味にすげぇなぁ。人間がヒナに害を及ぼさないと信じているのか、「ウチの子かわいいから当然でしょ」って思ってるのか。いずれにせよこの信頼関係はずっと続けて欲しいな。


くそ病院の総回診なんて、ただの壮大な散歩だからな。邪魔で仕方ない。それに比べたら不衛生ではあるがまだマシかな。


鴨の一家に対して人は優しくなるな。行列を見守ってやったり車がとまってまつ動画が沢山ある。


いいなぁマガモって愛らしいよね。暖かく見守りたいよね。


「道路横断中のマガモが通り魔に襲われる」のニュースとか聞いたことないな


ほっこりした